前回記事の通り、先月末にPMPを取得した。学習方法などをまとめているのでこれからPMPを取得する方は是非読んでみてください。
PMPに合格したので勉強方法とかをまとめておく - 徒然なる日々
しかし戦いは終わらない。
PMPは取って終りの資格ではなく、3年ごとにお金を払って更新しないといけない資格なのであった。
3年ごとに更新と言っても3年目の最後に試験があるとかそういうのではなく、3年以内にPDUなるプロジェクトマネジメントに関する徳を積み、お布施と共にPMIに更新をお願いすることが求められる。IPAのプロジェクトマネージャー試験などは、取得するといつまでも有効なのに対し、PMPは維持するのに時間もお金もたくさんかかる、まるで手のかかる一人息子のような資格なのだ。
で、これが面白いんだけど、3年の間にPDUを60ポイント貯めさえすれば、早々に更新をしてしまうことも可能という親切?仕様。つまり、取得した早々に60PDUをためてしまえば、あっという間に更新して6年間有効にすることができるのだ。
費用に関してはこれがまた苦しいところで、有料会員だったら更新費用が$60、そうでなければ確か$130くらいかかる。私は会社のお金で1年間だけ有料会員になれているので、有料会員のうちにさっさと更新してしまおうと思ったわけだ。
ということで資格取得早々さっさと更新してみたので記録を残す。
更新期間について
3年目を待たずに更新しても、ちゃんと「元の有効期限」から更に3年有効期限が伸びるので安心。自分の場合はこんな感じ。
- 元の有効期限:2022/5月~2025/5月
- 更新した日:2022/5月
- 更新後の有効期限:~2028/5月
PDUの集め方
PDUを集めるには、自己学習や実務、講演を行う等色んな方法がある。たくさんの人が既にまとめてくれているのでここでは自分がやったことだけ書いておく。
- PMIのオンデマンドウェビナー
- 読書
PMIのオンデマンドセミナー
PMI会員であれば無料で見ることができるウェビナーがある。
PMPに合格した人であればPMIアカウントを持っていると思うが、そのアカウントと連携してウェビナーを視聴できる。
この動画の嬉しいところは以下。
- 視聴するだけでPDUが貯まる
- PMIアカウントと連携しているので、視聴が終わると勝手にPDUが申請/承認される
- 条件は動画を最初から最後まで再生するだけ
1PDU = 1時間の計算なので、つまり1時間の動画を60本見ないといけないのがちょっとめんどくさいところ。
ちなみに、PMIの有料会員だけが視聴できる動画と、そうでなくても一般のPMI会員でも視聴できる動画がどうもあるようだ。私は1年分だけ会社が会員費を出してくれたのでその間に視聴したが、有料会員じゃなくても無料動画を見ればこの方法が使えるんじゃないかと思う。試して無いから確証はないけど。
読書
プロジェクトマネジメントに関わる本を読むことでもPDUを得ることができる。ただ、読書の場合は自動でPDUが計上されることはもちろんないので、PMIのサイトに申請する必要がある。
PMIのダッシュボードから申請が可能。
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読書にかかった時間を自己申告で、かつ合ってそうなカテゴリに自分で割り振ることができる。一冊の本で何時間くらい以上かかると却下される、みたいなのがあるのかもしれない。明らかに不正のありえないような時間を申請するとさすがに怒られるんかな?詳細は不明です。実際に読むのにかかった時間を入れておけば、その時間で怒られることは無いように思います。
申請した後、たまに監査に選ばれることがあるようなので、何月何日に何ページ読んだか、みたいな読書記録をちゃんと付けておくことがおススメらしい。
原著が洋書の有名どころはPMI側でも何らかのリストになっているらしく、自分は「7つの習慣」で申請したら申請期間も無しに一瞬で承認された。あんまり有名じゃない本や日本で出版された本、プロジェクトマネジメントに関係なさそうな本だと質問が来るのかもしれない。審査する人がすぐに分かるように、本の説明のところにちゃんと何の本なのかを書いておこう。
今年は会社のお金で有料会員だったのでウェビナー方式を主に使ったけど、読書方式だと1冊読むだけで何時間も申請できるし、次回更新時は全部読書でやろうと思う。直接プロジェクトマネジメントに関係しない本でも申請できるので、知識の幅も広がり一石二鳥だ。
注意事項
プロジェクトマネジメントの3要素、Technical/Leadership/Strategic&Businssそれぞれで最低8PDUを稼がないといけない。どれかが足りなくなることはあんまり無いと思うけど、バランスよく割り振っていこう。
合計60PDU以上を貯めるとRenewal用のボタンが出現するので、そこをクリックしてお金を払えば更新終わり。向こう3年間のPMP資格維持は約束される。お疲れ様でした。
おわり