徒然なる日々

無気力怠惰系社内SEのあれやこれや

雑記:人の顔の好みはいかに形成されるのか

テレビで芸能人を見ていたり、大人の動画を探していたりするとふと思うことがある。何故人の顔の好みって全然違うのだろうかと。若かりし頃、友人と雑誌のグラビアなんかを見ながらどの子が好みかと言い合った経験は結構みんなあるんじゃないかと思うけど、不思議なほど好みがバラけてはいなかっただろうか。

人に限らず動物は、種の生存のために遺伝的に遠い人に惹かれるという話はよく聞く。でも画面や印刷された雑誌上でも好みがあるということは、見た目の好みは恐らくそういう遺伝子的なものではないんじゃないかと想像する。確かに家族でも顔が似てないこともあればめちゃくちゃ似ている他人もいるし、見た目と遺伝的な差異の間にはそれほど強い相関はないのかもしれない。じゃあ人の見た目の好みってどうやってできるんや。

無知なりにすぐ思いつくのは、やはり成育過程での様々な経験の集大成ということだ。昔優しくしてくれたお姉さんの記憶か脳の奥底に刻み込まれて、その人の顔は思い出せなくても無意識に好みになっている、みたいなのがあるかもしれない。つまり顔の好みは後天的に獲得するものであるし、人生において出会った事象や自分の行動で変わりうるものだと推測できる。確かに自分の好みも少しずつ変わって言っている気がする。

そうすると次に思うのが、果たして人の好みは意図的に作ったり変えたりできるのかということになる。きっとできるんじゃね、と思って調べたら案の定こんなのが出てきた。

https://https://tengahealthcare.com/column/post-2746/

驚くほどに顔の好みが操作されてるやんけ。人間の脳ってほんまええ加減やな、と思わざるを得たさないと同時に、なんて可塑性に富んだ柔軟な器官なのだと感心する。この仕組みを使えば、例えば無理やりお見合い結婚させられた全然好みじゃない配偶者がめちゃくちゃ好みにできてみんなハッピー、みたいな応用ができるかもしれないね。こわ。

この記事を読んでいて思ったけど、これって結構簡単にAIでも似たようなことができるのではないか。既に写真をポチポチ選んでいったら好みの顔を教えてくれるみたいなおもちゃAIはたくさんありそうだけど、どういう行動を取ればどんな好みになるか、果てはどんな性格や趣味嗜好になるかをコントロールして最強のストイック人間が作れるかもしれない。

あとは、既に予測値のラベルの数値が与えられているデータに対して、外的要因に応じてそのラベル値自体を変化させていくみたいな、教師ありなのか無しなのかはわからんけどそういう環境に適用していく仕組みに応用できたり?AIって往々にして継続的に再学習みたいなことをしないと精度が保てなくなっていく所あると思うけど、再学習を勝手にやる仕組みの組み込みなんかに使えないかなぁと素人ながらに妄想した。本当に素人なので確証は全く無いが。

人間の脳にも人工知能にもまだまだ無限の可能性が隠されているなぁ。私の脳は日々退化萎縮する一方だというのに。

そういえば上述の記事中にあった

男女の性的快感を入れ替える、つまり異性が性的快感を得ている際の脳活動を自力で再現し、その性的快感の疑似体験も可能になるかもしれません。

という部分、死ぬほど気になるので誰か実用化してくれ。頼んだぞ。

おわり