徒然なる日々

無気力怠惰系社内SEのあれやこれや

長文音読と要約のすゝめ・TOEIC点数アップに向けて

TOEICで高得点を目指そうと思ったら、もちろん長文を読む練習を欠かすことはできない。TOEICのReading部分の後半はずっと長文読解だし。ただ、長文をひたすら読み続けるのって気合もいるしやはり飽きてきたりする。そこで、長文読解の一つの活用方法として、音読と要約をおすすめしてみる。

 

長文読解といえば、長文を読んで内容を理解し、問題文を読んで本文と照らし合わせて回答を考えていくのが通常の解答プロセスだろう。私もそれだけだと思っていたし、大学受験の頃はそれしかしていなかった。今思うと結構もったいないことをしていたなぁ、と思うばかり。

実はこの勉強方法、英会話を習っていたフィリピン人講師に教えてもらったのだが、これが一番TOEICの点数向上に役に立ったと言っても過言ではない。Readingパートを最後まで解ききれなかったのに、わずか数ヶ月で最後まで余裕で解ききれるようになった。

どうやるのか

やり方は単純で、

1. まずは長文全体を音読する

本文の長文をまずは一度音読する。ここで注意するのは、ただ無心で読むのではなく、ある程度内容を理解しながら読んでいくこと。次ステップで要約を効率的にするために、できるだけ頭に入れておくといい。

Readinの点数を上げることだけを考えると、ここでは発音はあんまり気にしなくていい。Listeningも気にするなら、できるだけきれいな発音で読んでみよう。

2. 文章を頭の中で要約してみる

音読の後は、読んだ文章を頭の中で要約する。その文章が何を言っているのか、ストーリーの概要や重要なポイントをまとめてみよう。ここではあまり時間をかけず、2-3分くらいで手早く終わらせること。

3. 要約した内容を口に出して喋ってみる

本文を見ながらでもいいので、本文の要約を言葉にしながら喋ってみる。Speakingの練習をしていないと英文を口に出すのはなかなか骨が折れると思うが、つたない英語でもいいので、自分で理解した内容を喋ってみることが重要だ。

このトレーニングの何がいいのか

TOEICをはじめとして、長文読解は結局のところ英語を読む+内容を理解するスピードにかかっているといっても過言ではない。TOEICを受けたことがある人は知っていると思うが、Readingパートは慣れないうちはとにかく時間が足りないのだ。

で、まず音読を繰り返すことで、英語を読むスピードが確実に上がっていく。自分が英語を読み上げるスピードで嫌でも前に前に進んでいくので、強制的に英語を理解しながら進んでいく感じになる。

加えて、読みながら+読んだ後に短時間で内容を要約することで、読んだ英語を理解する力を合わせて鍛えることができる。この二つのトレーニングを組み合わせることで、ただ読むだけではなく、ちゃんと内容を理解しながら読み進める能力が身につくと実感している。

最後になぜ要約を口にするかで、これは個人的な実感だけど、考えた要約を改めて喋ってみることで、脳内の英語処理のキャパシティというか、PCで言うところのメモリを拡張しているのではないかと思っている。考えた内容を喋るということは、一時的に情報を脳内に保持しておかないといけなくて、それを英語で行うことで脳内で扱える英語量の上限を増やしているんだと思う。

根拠は大いに主観的ではあるが、とにかくこのトレーニングの効果は間違いなく、私のTOEICの点数が3ヶ月で680点→875点に伸びたのに一番貢献してくれたのだ。

何の教材を使うのか

教材に関しては、自分が取り組みやすいものを使えばいいんだけど、それなりに長さのある問題集に取り組むのがいいと思う。以下のあたりが個人的には使いやすいかと思うけど、これは完全に好みなので探してみよう。センター試験の過去問とかもいいかもしれない。

 あとは、要約するにはちょっと短いかもしれないけど、TOEICのことを考えるとやはりTOEICの公式問題集も良いね。ぜひ多くの人に音読の効果を体感してほしい。

 

おわり