前記事で英語学習方法に関して書き始めてみた。長くなってしまったので、個別の要素の勉強方法を切り出して書いていきたい。この記事はその第一弾、単語編。
英単語の勉強ってひたすら暗記をしていくことになるので基本的には苦痛で楽しくない。とはいえ避けては通れないので、いくつかの段階に分けて書いていきたい。
中卒レベル~大学受験レベル
最終目標がTOEIC満点だったとしても、最初はみんな中学校レベルの英語力だろう。私は高校に入学した時点では英語がものすごく苦手で、もしの偏差値はいつも45くらいだった。とにかく英単語を覚えようと勉強を始めたのが、英語学習の第一歩だったと記憶している。
前記事でも触れたが、最初に使った参考書は以下の2つだ。この二つをほぼ完ぺきに仕上げるのが、あらゆる英文をすらすら読むための基礎になった。
個人的な単語暗記方法
思考プロセスとか脳の作りは人によってそれぞれなので、効率的な暗記のやり方も人によって違ってくるだろうが、私は以下の感じで進めた。人によっては文字を書いて覚える方がいい人もいるだろうし、ここはやりやすいやり方で進めるのが得策だろう。
- 通学や通勤の隙間時間にだけ行う(飽きないために結構有効)
- まずは1ページ分の単語を読む(周りに人がいるなら黙読)
- 赤いシートで隠して覚えたか確認する(日本語/英語それぞれ)
- 1ページあたり2回くらい手早く繰り返したら次のページへ
- 1日100単語、とか200単語やる、みたいに決めてそこまで一気にやる
- 同じ単語帳を最低3周はする
これは私個人のやり方だけど、一個の単語が覚えられないからと同じページと延々とにらめっこするのは得策ではない。人によってどうしても覚えにくい単語というのは確かに存在するので、1、2回ざっと覚えているかチェックしたら、覚えていない単語があってもさっさと次に行った方がいい。質より量が後の記憶定着を助ける。
これは受験レベルからTOEIC高得点を目指すレベルまで共通した考え方だと思うし、単語はやはり大事なので頑張ろう。辛かったけど。過去の自分、頑張ったなぁ。
あとは、覚えた単語を忘れないように、すぐに次の長文読解だとか文法問題だとかに取り組んで、とにかく英語に触れる時間を長くすることをお勧めする。人間の脳は単純なので、さぼるとすぐに覚えたことを忘れてしまう。継続が大事、でも難しいんだよなぁ。
余談:ダジャレで覚える
これは本当に余談だが、私はダジャレが好きでよく言っている。最近は都市も重ねてきたのでただのおやじギャグに近づいている。きつい。そして私の脳はダジャレに最適化されているようで、今でも覚えているが上述のDUOにて、「argue:口論する」という単語を覚えるのに、「こういえばargue(ああいう)」というのが紹介されていてすぐに覚えられた。これは私の一例だが、人によって覚えやすい形というのが間違いなくあるので、それを見つけることが暗記の近道かもしれない。
大学受験以降~TOEIC特化
いざ本題のTOEIC向けの単語学習。上述の2冊をしっかり覚えて長文の中で出てきてもパッと読めるレベルであれば、基礎的な英単語力は十分と言えると思う。あとはTOEICに特有の単語を覚えていくだけで一気に点数アップが望めるはず。自分がそうだった。
じゃあどの単語帳を使うかというと、これ一冊だけでいいと思う。めちゃくちゃ有名なので誰でも知ってますね。TOEICによく出てくる単語が分析に分析を重ねてまとめられており、本当に無駄が無いと思う。大学受験では見なかった単語も良く出てくるのがTOEICなので、ぜひこれを覚えまくることをお勧めする。
これを先ほど述べたのと同じように、スピード重視で何週も覚える。余裕があれば音声もダウンロードしてきてひたすらに聞き続けるとリスニング力も上がってとても良い。
私はTOEICに向けてはこれ一冊だけを覚えた結果、問題文中の単語で困ることは全く無くなった。この単語帳、一番最後の単語が「exponentially」で、「あなたの単語力は指数関数的に伸びましたよ」という激励も込めた構成なのだが、私が受けた本番で実際に「exponentially」を選択する問題が出てきて感動した。知恵のある先人にはおとなしく従うのが良い。よくわかる事例だ。
さいごに
上記の3冊を完璧にすれば、大学受験やTOEIC900点レベルの英単語力が身につくのは間違いない。
ただやはり一番の壁は継続することで、途中で飽きたり諦めたりしてしまう。これは個々人が頑張るしかないところだが、英単語を通勤や通学中に覚えるときに私が良くやっていたのは、「次の駅に着くまでにこの章まで終わらせる」みたいに、スピード重視のゲームみたいにしてしまうことだ。
人間の脳ってかなり単純で、何か報酬があれば簡単にその気になるんだよな。逆に気を抜くとすぐにサボりよる。なので、やっていて楽しい何かを嘘でもいいので見つけることで、半ば義務のように単語を覚え続けるのが実は一番いいんじゃないかなぁ、と思う次第。
おわり